歌の高音(高い音)が割れてしまう人へ
カラオケ、バンド活動、弾き語り。「とにかく、早く歌が上手くなりたい」と、誰しもが一度は思うことだと思います。
その中で、高い音を出すときに声が割れてしまう場合、一番最初に行うべきことは何でしょう?
それは、「自分の音域を把握する」ということです。
もっと詳しく言えば、「自分が実声やファルセットで”安定して”出せる音階、音域」を把握するということ。
自分の音域を知る方法
今回のまとめ
☆「キーボードを使った音域把握【実声編】、C3から下へ」
→今回はC3(ノートナンバー60)(男性・高めの”ド”)からスタート。半音ずつ下がる。「ド~シ~シ♭~・・」
【POINT1】前回同様、肩の力、全身の力を抜く。
【POINT2】無理して音域を伸ばすことよりも、自分の声の響きに注意しながら声を出していく。
→安定して出せる一番下の音を把握しましょう。僕は下の”ラ”(A1)までです。
→この高さのラの音を”A1”と呼びます。音の高さの住所のようなものなので、C3という音を基準にして覚えておくといいでしょう。
→低い音程をどこまで出せるかは、生まれつきの要素が強いので、今の段階で深く気にしなくてもOKです。
☆「キーボードを使った音域把握【実声編】、C3から上へ」
→「ド~ド♯~レ~・・」
→まずは実声で、安定して出せる一番上の音を把握しましょう。僕は上のA#(A#3)までです。
→「音を出すこと自体は出来るけど、声が割れたり不安定になる音域」は、除外しましょう。
→実声で、より高い音程をより安定して発声出来るようになる方法は次回以降、解説します。
☆「キーボードを使った音域把握【ファルセット編】」
→C4からはじめましょう。下はC3、上はA4。
→ファルセットの出し方のコツについては、次回以降。
次回予告

次回は、「自分のキーを効果的に知る」ためのコツをご紹介します。